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【審査委員長】
吉野直行氏(慶應義塾大学経済学部教授)
「日経STOCKリーグ」は、回を重ねるごとにレベルが上がっていますが、中でも中学生のレベルアップが際立ち、とても頼もしく感じました。
今年の特色は2つあり、まず各地域からわき上がるエネルギーが感じられたこと、そして環境問題やグローバルな企業活動といった視点で株式市場をとらえている点です。また、大学生の場合はさまざまな定量的分析もなされていました。
海外の優れた投資家は地球儀の上から世界を眺めて、どのような分野に投資するか、文字通りグローバルな見方をしているといいます。日本国内では地方経済の活性化が大きな課題ですが、それを考える際も、地元企業が世界の企業に比べてどんな優位性があるかまで見ていただきたい。グローバルな見方と地域の視点、この2つをぜひ身に付けてください。さらには昨今のサブプライムローン問題や、石油・穀物の高騰といったマクロな市場経済の動きにも目を配る必要があります。
日本は1,600兆円近い個人金融資産を持ちながら、これまで金融業では大きな利益を上げてきませんでした。皆さんが、これを機会に投資の知識や市場を見る力を磨き、将来にさまざまな舞台で日本活性化の一翼を担うことを期待しています。
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