早わかり経済入門

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日本銀行ってなに?の巻

日本銀行と景気の調節
日本銀行は景気の調節をする役割もあります。この方法は金利の自由化により変化していきました。
1994年 金利自由化以前
日本銀行 公定歩合3%
市中銀行 金利4%
パンダA
お金を借りてお店を大きくしたいなぁ
パンダB
でも金利が4%もするわ
借りすぎると返済が苦しくなるわよ
日本銀行 公定歩合1%
市中銀行 金利2%
市中銀行
公定歩合が下がったので、金利を2%に引き下げました!
タヌキ
それならウチの会社もお金を借りて事業拡大をしようかな
1994年 10月金利自由化
日本銀行 公定歩合0.5%
日本銀行
0.5%に下げました
市中銀行 金利2%
市中銀行
金利を自由に決められるようになったから2%のままにしておこう
解説
日本銀行が市中銀行等にお金を貸し出す時の基準金利を一般的に「公定歩合」(正式には「基準割引率および基準貸付利率」)といい、1994年の金利の自由化以前の日本銀行の景気調節は、この公定歩合の上げ下げによって行われていました。
日本銀行
これからは公定歩合では景気の調節が十分にできないなぁ。
別の方法で銀行の金利の上げ下げができるといいのだが…
タヌキ
この景気なのに銀行の金利が変わらないから、株式を発行して、資金調達することにしたよ
パンダB
私は債券の発行で資金調達しようかしら
日本銀行
直接金融の比率が高いのなら…
そうだ!金融機関との国債の売買で、景気の調節ができるぞ
日本銀行
世の中のお金の量を直接コントロールして、景気を安定させよう
金融機関のお金を増やせば金利は下がり、少なければ金利は上がるだろう
公開市場操作(オペレーション)
景気が悪い時(デフレ)
日本銀行
国債を買います
民間金融機関
現金が増えたぞ!
これでたくさんのお客さんにお金を貸せるぞ
資金供給のためのオペレーション 買いオペレーション
景気が悪い時:日本銀行が国債を民間金融機関から買取:買いオペレーション
景気が良い時(インフレ)
日本銀行
国債を売ります
民間金融機関
現金が減っちゃったな
世の中のお金が余り過ぎているから、ちょうどいいのかな
資金吸収のためのオペレーション 売りオペレーション
景気が良い時:日本銀行が国債を民間金融機関へ売却:売りオペレーション
解説
日本銀行が、金融機関を相手に国債や手形の売買などを通して、お金の量をコントロールし、景気の調節をはかることを「公開市場操作(オペレーション)」といいます。
インフレの時は、金融機関に国債を売って、世の中のお金を少なくします。これを資金吸収のためのオペレーション(売りオペレーション)といいます。
デフレの時は、金融機関から国債を買い取って、世の中のお金を増やします。これを資金供給のためのオペレーション(買いオペレーション)といいます。
まとめ
日本銀行の役割に、物価の安定があり、お金の価値が急激に変化しないよう、公開市場操作などの金融政策で、景気の調節を行っています。
なお、日本銀行は政府の機関ではありません。金融政策などを独自に行うために、政府が55%出資した、独立した機関(正確には「認可法人」)です。
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